外壁ALCの建物について

外壁市場で住宅からビル工場までALCは幅広く使用されています。

外壁ALCの建物にはまるごと防水を

外壁ALCというと知らない方も見えるかもしれませんが、実は外壁材としてはかなり多く使用されています。住宅の外壁で代表なのはサイディング板やモルタル壁ですが、次が大手ハウスメーカーのヘーベルハウスに代表されるALCではないかと言われています。住宅以外の建物、例えばビルマンションや工場などの外壁にも使用されていますので、外壁市場全体で見ると大きな割合を占めています。

そんなALCのメンテナンスで、色々と注意しなければならないポイントを紹介させて頂きます。


外壁ALCパネルの弱点

[check] ①弱点は吸水性が高い事!

主成分がセメントで内部に気泡があるので、他の外壁材よりも吸水性が非常に高い素材となっております。身近な物で例えると軽石を想像して頂けると良いかもしれません。外壁表面にある塗膜が劣化してくると吸水性が高くなり、内部腐食やひび割れなどが起きてきます。最終的には雨漏りなつながる事が多く、建物の耐久性を低下させる恐れがあります。

[check]②漏水リスクが高い事

ALCは幅300〜600ミリのパネルを繋ぎ合わせて外壁構成しますので、シーリング目地が非常に多くなります。同じ平方メートルの場合、サイディング板のつなぎ目のおよそ2.5倍の目地が出来てしまいます。サイディング板と違い下地に透湿シートもない為、シーリング目地のひび割れが起きると漏水につながる可能性が高くなります。


こんな症状はありませんか?

以下の症状が見受けられたら、雨漏りしている可能性が高いと思われます。
外壁ALCでは初期症状としてシーリング目地のひび割れが発生します。新築時には安価なシーリング材を使用する為、大体10年経過してくるとシーリングの傷みが見受けられます。また、交通量の多い道路沿いや振動の多い建物では、ALCパネル端部に不可が掛かるため、ALCパネル自体が割れてしまいます。

外壁ALC目地のひび割れ
初期症状でALC目地がひび割れてきます。こうなると雨漏りリスクが高まります。

外壁ALCの目地際割れ
表面強度の弱いALCはパネル角部や目地際に不可が掛かり、ひび割れが生じます。

外壁ALCの目地際割れ
振動の多い建物ではALCの目地際が割れ、ひび割れが貫通すると雨漏りします。

外壁ALCのサッシシーリング剥離
サッシ廻りのシーリングに剥離があったら、早めの修繕をお勧めします。

サッシ水切り上シーリング剥離
雨漏り原因として多いのはサッシ水切り上のシーリング破断、剥離、硬質化です。

サッシ水切り上シーリングのスポンジ化
サッシ水切り上は雨漏り原因となる重要な部分ですが、放置される場合もあります。



こうした傷みをどのようにして直すのかをご説明します。

ALCの外壁に必要な工事

全ての外壁ALCを調査してひび割れ欠損部の有無確認

外壁ALCの状況
つなぎ目の多いALCパネルではシーリングが必須工事ですが、ひび割れも重要です。足場設置したら全ての外壁にひび割れや欠損部がないかチェックします。

シーリングのプライマー処理とひび割れ欠損補修

外壁ALCのシーリングのプライマー塗布
シーリング工事の第一工程としてプライマーを塗ります。プライマーを塗る事でシーリングの密着性が高まり、簡単に剥がれたりする事がなくなります。


シーリング増打ちor打替え

外壁ALC目地のシーリング①
ALCパネルのシーリングは目地は増打ちでもいいですが、サッシまわりや取り合い部のシーリングはシーリングの傷み具合によって撤去打ち替えが必要です。

ALCパネルの防水塗装

外壁ALC塗装完了
シーリング工事とひび割れ欠損部の修復が完了したら、ALCパネルに防水塗装をしていきます。この場合ALCパネルに塗る塗料は防水となる弾性塗料をお勧めします。


ALC本体の欠損や目地際割れの修復

外壁ALCのひび割れ補修
ひび割れのチェックした部位はVカット、シーリング充填、エポキシモルタル補修、模様付けで下地処理しますので、補修跡はほとんど目立たずにひび割れの修復ができます。

補修ではなく、ひび割れを修復させます。

画像の説明
塗装会社ではひび割れなどはシーリングで補修して塗装する事が一般的だと思います。
弊社ではひび割れを補修ではなく修復して再発を防止します。


シーリング表面の塗膜は割れやすいので塗料選びが重要です。


塗っても割れる通常の塗料

シーリング先打ちで塗料が割れた
ALCパネル取合部を防水しているシーリング材は柔らかい材質で、表面に塗る塗料によっては割れる事が有ります。一般塗料シリコンからフッ素には伸縮性はありません。

弾性塗料でも膨れに注意!

弾性塗料の膨れ
一般社団法人ALC協会の技術資料ではALCは放湿性、通気性があるので密封する仕上げは避けてくださいとされています。密封してしまう塗料だとふくれが生じます。


塗料の比較(追従性、柔軟性、防汚性、透湿性)

◎:最適 ○:可 △:注意 ×:不適

対象・部位 ひび割れ追従性柔軟性  防汚性  透湿性 
シリコン塗料
フッ素塗料×
断熱塗料
ピュアアクリル塗料

※注 防水に必要な項目の比較です。



ALCパネルへのオススメ塗料

アステックペイントは紫外線量が日本の数倍もある過酷な環境下のオーストラリアで生まれた塗料です。現在では世界中で使用されている最も実績と信頼出来る塗料です。

一般的な塗料ではシーリング表面の塗膜が割れやすいため、ほとんどの塗料メーカーは推奨しておりません。ですがアステックペイントというメーカーはシーリング表面にどんどん塗ってくださいという唯一のメーカーでした。

私も半信半疑で使用してみたところ、シーリング表面の塗膜が割れない、透湿性があるから膨れない、遮熱防水機能がついている唯一の塗料です。

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耐久性能 耐久年数15年以上! 

塗料の最大の劣化原因「紫外線」に強いから塗装が長持ち。

アステックペイントは、「ピュアアクリル塗料」を使用することで、紫外線に晒されても15年以上は劣化しない耐久性を実現しました。促進耐候性試験では、約15〜20年ほどの耐候性があることが確認されました。また、暑さや寒さ(-20℃〜82℃)にも強く、塩害や酸性雨などにも強い耐久性を示します。

チョーキング

一般塗料では表層樹脂が劣化し、チョーク(白墨)のように粉状になって現れるチョーキング現象が起きてしまいますが、アステックペイントは7年経っても、この現象が見られません。

引っ張り試験

アステックペイントは、外壁・屋根(金属、スレート)用防水塗料で 600%以上の伸縮率があります。この伸び縮みする性質により、建物の 動きやひび割れに塗膜が追随し、水が浸入する隙間をつくりません。 しかも、呼吸する塗膜により建物の中の湿気が外へ通る構造になっています。

下地が割れても追従します

生涯コストの安さの秘密は、アステック独自の「塗り重ね設計」。

寿命の短い塗料は、塗り替えのたびに下塗りからの作業が必要となるため、毎回高額の施工費用がかかってしまいます。

しかしアステックペイントの改修工事は下塗り作業が不要で、10〜15年の間に上塗り材を塗り重ねていくだけでOK!これにより一般的な塗料と比べて、トータルでの生涯コストを抑えることができるのです。

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遮熱性 熱の侵入を防ぐナノセラミック! 

塗膜内に吸収された熱も、外部に放射され、屋根の蓄熱も防ぎます。

画像の説明

アステックペイントに含まれるナノセラミック粒子は、塗膜表面にあたる太陽熱を反射させ、熱の侵入を防ぎます。

塗膜内に吸収されてしまった熱も、ナノセラミック粒子により外側に放射されるので、屋根の蓄熱を防ぎます。

画像の説明

塗るだけで、屋根の表面温度を20〜30℃、室内温度を3〜5℃低下させます。
住環境は快適に保たれ、エアコン代など光熱費の削減にもつながります。

外壁ALCの住宅やビルマンションの防水塗装は名古屋市の名北外装へお任せ下さい。

外壁ALC塗装の施工事例はこちら

外壁ALC塗装の施工事例❶はこちら
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見積りしたけど『よくわからない』と思う方はいませんか?

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そんな時は迷わずにご相談ください!

外壁塗装は非常に定価がわかりにくい商品です。テレビCMしている激安リフォーム会社から大手家電量販店での塗装リフォームでは金額に倍以上の開きがあります。弊社に提出して頂ければ『どういう内容か』『高いのか安いのか』ご説明させて頂きます。

防水工事が含まれているが重要です。

住宅の塗り替えの際、気を付けたいのはベランダ防水です。よくあるのが『塗らずに終わる』『トップコートだけ塗る』この2点です。塗らずに終わるのは問題外ですが、トップコートを塗るだけにすると費用はかなり安くなりますが、防水工事をしたのではないので十分理解して頂きたいと思います。

最後に一言だけ聞いてください。

弊社は創業以来、防水塗装工事を行ってきて様々な問題に直面してきました。現在ではこうして情報発信出来る事もあり、少しでも問題を解決したいという思いで活動しております。ご相談だけになっても構いませんので是非ともお声を掛けて頂きたいと思います。宜しく御願い致します。

株式会社 名 北 外 装
代表取締役 長瀬 勝一


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