シーリングの先打ちや後打ちについて

現在の建物にはシーリングは必要不可欠とされています。どのような部分に使用されるというと、サッシ周囲、外壁目地(躯体伸縮、打継ぎ)、様々な部材の取合い、金属パネルやタイル面の目地などを繋ぎ止めて防水を役割を担う重要な工事です。

シーリング(コーキング)の先打ちと後打ちとは?

住宅やビルの外壁塗装工事の際に、シーリングを先打ちか?後打ちにするのか?
が重要な論点と私は考えております。

[check] 外壁塗装よりもシーリングを先に施工するのが『先打ち』

[check] 外壁塗装を先に行いシーリングを後に施工するのが『後打ち』
と言います。

新築住宅の窯業系サイディング板では工場で塗装されたボードを貼り合わせた後、シーリングを施工するので『後打ち』となります。

その場合シーリングの耐久性はどうなるのか?日当たりの良い面から、剥離や破断の症状が起きてきます。紫外線や雨風の影響を受けやすい事になり、新築から7〜10年経過でシーリングの劣化してくる住宅が多く見受けられます。

先打ちされたシーリングはどうなるのか?シーリング表面には塗膜ができる為、紫外線や雨風の影響は少なくなり、体積消失や破断などのシーリング材により劣化も少なくなります。


図、シーリング後打ち先打ちのイメージ

シーリング後打ち先打ちのイメージ図

ここまでのまとめ

ここまでの説明ですと、紫外線や雨風の影響を受けにくい先打ちがいいのではと思うかもしれません。ですが両方ともにメリット、デメリットがありますので簡単にご説明します。


先打ちと後打ちのメリットとデメリット

先打ちメリット

画像の説明

シーリング表面に塗装する事で紫外線や雨風から保護してくれる為、シーリングの劣化が大幅に少なくなる。シーリング材もノンブリードタイプでコストが安くなります。シーリングの汚れも他の塗装部分と同じ速度です。

先打ちデメリット

シーリング先打ちで塗料が割れた

シーリング材は柔らかく、シリコン塗料やフッ素塗料は塗膜が硬い為、シーリング表面の塗膜が割れる事があります。写真の現場はシリコンを塗った直後でしたが表面がバリバリ割れました。


後打ちメリット

シーリング後打ち

シーリングには塗装をしないのでシーリング表面の塗膜が割れる事はありません。サイディング板の模様に合わせて仕上げが出来る。クリヤー仕上げや目地を塗り潰さない時は後打ちが良いと思います。

後打ちデメリット

後打ちすると目地だけ汚れが目立ちます

シーリングに紫外線や雨風が直接当たる為、劣化速度が早くなります。仕上げシーリング材も専用の変成シリコン以上を使うのでコストが高くなります。シーリングに汚れが付きやすくなります。


最近の住宅塗り替え市場では、シーリングを『後打ち』にしている塗装会社が多く見受けられますが、デメリットを十分に説明しているのか疑問です。塗装会社にとってはシーリング表面の塗膜が割れたりしないし、売り上げも伸びるので当然の流れとは思います。


ですがシーリングを『先打ち』にしても割れない塗料があったらどうでしょうか?

この塗料をシーリング表面に塗装する事で保護塗膜となります。一般塗料(伸縮率80〜100%程度)と違い割れたりする事はありません。JIS規定では伸縮率120%以上が弾性塗料として認定されますが、このアステックペイントはなんと600% 凄くないですか?

『まるごと防水』のオススメ塗料

こちらが外壁にまるごと防水できる塗料のピュアアクリル塗料、アステックペイントというオーストラリアのメーカーです。紫外線量が日本の3倍もある過酷な環境下で生まれた塗料です。現在では世界中で使用されている最も実績と信頼出来る塗料です。

画像の説明

耐久性能 耐久年数15年以上! 

塗料の最大の劣化原因「紫外線」に強いから塗装が長持ち。

アステックペイントは、「ピュアアクリル塗料」を使用することで、紫外線に晒されても15年以上は劣化しない耐久性を実現しました。促進耐候性試験では、約15〜20年ほどの耐候性があることが確認されました。また、暑さや寒さ(-20℃〜82℃)にも強く、塩害や酸性雨などにも強い耐久性を示します。

画像の説明

一般塗料では表層樹脂が劣化し、チョーク(白墨)のように粉状になって現れるチョーキング現象が起きてしまいますが、アステックペイントは7年経っても、この現象が見られません。

画像の説明

下地がひび割れても塗膜が追従して雨水から守ります。

アステックペイントは、外壁・屋根(金属、スレート)用防水塗料で 600%以上の伸縮率があります。この伸び縮みする性質により、建物の 動きやひび割れに塗膜が追随し、水が浸入する隙間をつくりません。 しかも、呼吸する塗膜により建物の中の湿気が外へ通る構造になっています。

画像の説明

生涯コストの安さの秘密は、アステック独自の「塗り重ね設計」。

寿命の短い塗料は、塗り替えのたびに下塗りからの作業が必要となるため、毎回高額の施工費用がかかってしまいます。

しかしアステックペイントの改修工事は下塗り作業が不要で、10〜15年の間に上塗り材を塗り重ねていくだけでOK!これにより一般的な塗料と比べて、トータルでの生涯コストを抑えることができるのです。

画像の説明

遮熱性 熱の侵入を防ぐナノセラミック! 

塗膜内に吸収された熱も、外部に放射され、屋根の蓄熱も防ぎます。

画像の説明

アステックペイントに含まれるナノセラミック粒子は、塗膜表面にあたる太陽熱を反射させ、熱の侵入を防ぎます。

塗膜内に吸収されてしまった熱も、ナノセラミック粒子により外側に放射されるので、屋根の蓄熱を防ぎます。

画像の説明

塗るだけで、屋根の表面温度を20〜30℃、室内温度を3〜5℃低下させます。
住環境は快適に保たれ、エアコン代など光熱費の削減にもつながります。

数ある塗料メーカーの中でシーリング表面の塗膜まで保証しているメーカーはアステックペイントだけです。透湿性もあるので窯業系サイディング板に塗装する事が可能です。しかもまるごと防水が可能で、オプションで遮熱機能も加える事が出来ます。

まるごと防水に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。