外壁ALCのメリットとデメリット

ALCのメリット

ALCの寿命はおよそ50年!

代表的なメリットは高い耐久性にあります。公表しているALC寿命は50年と鉄骨造の建物寿命を超えるくらいです。定期的なメンテナンスをすれば、外壁を張り替えたりしなくても済みます。日本の住宅市場がリフォームして長く住む事に重点を置くようになっているのも利点です。

高い断熱性能(夏は涼しく、冬は暖かい)

2つ目のメリットといえば断熱性が高く、季節の温度変化を受けにくい点です。ALC内部が軽量気泡構造になっており熱伝導をしにくい為、高い断熱性能を誇ります。夏は涼しくて冬は暖かいという理想の住宅設計を得られる点も人気の一つです。

ALC自体が耐火で火災に強い

ALCの主原料は無機質のセメントや珪石などですので、炎や熱を受けても燃えにくい材質となっております。万が一、火災になった時でも隣家からのもらい火や、建物の全焼する危険性を低くする事が期待出来ます。


ALCのデメリット

弱点は吸水性が高い事!

主成分がセメントで内部に気泡があるので、他の外壁材よりも吸水性が非常に高い素材となっております。身近な物で例えると軽石を想像して頂けると良いかもしれません。外壁表面にある塗膜が劣化してくると吸水性が高くなり、内部腐食やひび割れなどが起きてきます。最終的には雨漏りなつながる事が多く、建物の耐久性を低下させる恐れがあります。

他の外壁材よりも高価な事やその他諸々

ALC製品の新築時の施工単価は他の外壁材よりも非常に高くなります。最も使用されているサイディング板(窯業系、金属系)の約2倍とされています。またサイディング板に比べるとALCのデザインは数えるほどしかありません。ほとんどの場合は平パネルか凹凸パネルで施工されており、表面にタイル貼りするとさらに高額になります。

漏水リスクが高い事

ALCは幅300〜600ミリのパネルを繋ぎ合わせて外壁構成しますので、シーリング目地が非常に多くなります。同じ平方メートルの場合、サイディング板のつなぎ目のおよそ2.5倍の目地が出来てしまいます。サイディング板と違い下地に透湿シートもない為、シーリング目地のひび割れが起きると漏水につながる可能性が高くなります。


外壁ALCにこのような傷みはありませんか?

外壁ALCでは雨漏り事例が多発しています。その場合は1箇所ではなく複数の箇所から雨漏りしています。原因として⑴シーリング目地不良、⑵ALC本体のひび割れ、⑶塗膜の防水性能の低下、⑷防水工事の劣化、大きくこの4つの原因により雨漏りしています。

ALC目地のひび割れ
外壁ALCの傷み

ALC自体のひび割れや欠損
外壁ALC目地

サッシ周囲のALCのひび割れ
外壁ALCサッシ周囲

サッシ周囲のシーリング不良
外壁ALCサッシ周囲

外壁ALCでは以上の傷みが出てきたら、メンテナンスが必要となります。ALC自体がひび割れる事も多発しており、その場合は目地際(目地の横)に発生します。原因としてALC自体の強度不足が考えられます。目地部分により建物の動きを吸収しますので、振動の多い建物だとこうした傷みは避けられないものとなっています。

またひび割れなどは目視では非常に気づかない事が多く、そのまま塗り替えてしまい数年後雨漏りが再発してしまう事例もある事から弊社では外壁から屋根まで『まるごと防水』をお勧めしています。

外壁ALCに塗装する最適な塗料

塗り替えの塗料というとシリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料などが主流です。これらの塗料は材質が硬く、シーリング目地の表面塗膜が割れてしまう為、外壁ALCなどのシーリング目地が多い建物には不向きです。

今回はシーリング表面の塗膜が割れずにまるごと防水出来る塗料をご紹介します。

このアステックペイントはなんと伸縮率600% 凄くないですか?
JIS規定では伸縮率120%以上が弾性塗料として認定されます。
先程述べた一般塗料(シリコン、フッ素は伸縮率80〜100%程度)で伸縮性能はほとんどありません。

『まるごと防水』のオススメ塗料

こちらが外壁にまるごと防水できる塗料のピュアアクリル塗料、アステックペイントというオーストラリアのメーカーです。紫外線量が日本の3倍もある過酷な環境下で生まれた塗料です。現在では世界中で使用されている最も実績と信頼出来る塗料です。

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耐久性能 耐久年数15年以上! 

塗料の最大の劣化原因「紫外線」に強いから塗装が長持ち。

アステックペイントは、「ピュアアクリル塗料」を使用することで、紫外線に晒されても15年以上は劣化しない耐久性を実現しました。促進耐候性試験では、約15〜20年ほどの耐候性があることが確認されました。また、暑さや寒さ(-20℃〜82℃)にも強く、塩害や酸性雨などにも強い耐久性を示します。

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一般塗料では表層樹脂が劣化し、チョーク(白墨)のように粉状になって現れるチョーキング現象が起きてしまいますが、アステックペイントは7年経っても、この現象が見られません。

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下地がひび割れても塗膜が追従して雨水から守ります。

アステックペイントは、外壁・屋根(金属、スレート)用防水塗料で 600%以上の伸縮率があります。この伸び縮みする性質により、建物の 動きやひび割れに塗膜が追随し、水が浸入する隙間をつくりません。 しかも、呼吸する塗膜により建物の中の湿気が外へ通る構造になっています。

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生涯コストの安さの秘密は、アステック独自の「塗り重ね設計」。

寿命の短い塗料は、塗り替えのたびに下塗りからの作業が必要となるため、毎回高額の施工費用がかかってしまいます。

しかしアステックペイントの改修工事は下塗り作業が不要で、10〜15年の間に上塗り材を塗り重ねていくだけでOK!これにより一般的な塗料と比べて、トータルでの生涯コストを抑えることができるのです。

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遮熱性 熱の侵入を防ぐナノセラミック! 

塗膜内に吸収された熱も、外部に放射され、屋根の蓄熱も防ぎます。

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アステックペイントに含まれるナノセラミック粒子は、塗膜表面にあたる太陽熱を反射させ、熱の侵入を防ぎます。

塗膜内に吸収されてしまった熱も、ナノセラミック粒子により外側に放射されるので、屋根の蓄熱を防ぎます。

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塗るだけで、屋根の表面温度を20〜30℃、室内温度を3〜5℃低下させます。
住環境は快適に保たれ、エアコン代など光熱費の削減にもつながります。

数ある塗料メーカーの中でシーリング表面の塗膜まで保証しているメーカーはアステックペイントだけです。透湿性もあるので窯業系サイディング板に塗装する事が可能です。しかもまるごと防水が可能で、オプションで遮熱機能も加える事が出来ます。

まるごと防水に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。