最近流行りの足場代無料に騙されないで

足場代無料という宣伝文句を見た事ないでしょうか？

足場代無料の宣伝文句は、『お近くで工事をしているので足場代無料』『自社で足場材を持っているので足場代無料』『いついつまでキャンペーンで無料』と多様化しております。

これらは全て足場代を無料にする事でお得感を出して、契約をクロージングする営業手法の一つです。こういった会社とはお得だと思ってしまっても契約する事は絶対に避けましょう。足場代は無料になる訳ではなく、他の部分に上乗せされているだけにすぎません。

一般的な住宅で足場設置する費用は大体15〜20万に収まりますが、適正な工事見積りであれば、足場費用を値引きするのは非常に難しい事です。逆にいうとそこまでしないと契約が取れないような会社かもしれませんが…

足場費用の価格相場

一般的な2階建て住宅で外壁が150〜180平方メートルの場合、足場費用は15〜20万円で収まるのが適正な価格と言えます。足場設置、運搬、解体、飛散防止シート張りまで含めた内容です。

見積り書をお持ちの方は、足場工事の平方メートル単価を確認して頂きたい。2階建て住宅で工事条件に特別な事がなければ、平方メートル単価が約700〜950円に当てはまるはずです。それ以上の価格であれば相場より高いと考えていいはずです。

単価だけでなく、算出した面積にも注意が必要です。業者によっては算出方法が変わるし、上乗せしてくる業者もいるかもしれません。よって足場面積も比較してる事をお勧めします。ご自分での確認方法としては、建物周囲の長さ×高さ+αになります。

足場設置は必要ですか？

足場設置の理由は？

⑴工事品質の確保

作業足場を確保する事で、塗装前の高圧洗浄、下地補修、外壁防水などが一定の品質で行えます。足場が無い場合は全ての作業品質が低下してしまいます。

⑴作業員の安全

2メートル以上の高所作業では基本的に足場設置が義務付けられております。その理由とは安全に作業するためが第一にあります。

⑵塗料飛散防止

足場を設置する事で養生シートも張りますので、飛散防止養生になります。塗料は飛ばないように気をつければ良いという方も見えますが、一般の方の想像以上に飛散する事もあります。

お隣との間が狭いのですが塗装工事は出来ますか？

⑴ 設置に必要なスペース
作業足場を設置するのに必要なスペースは、大体60センチ以上あれば可能です。どちらかに寄せて設置すれば人が通れるスペースが出来ます。30〜40センチですと足場材の寸法を引くと、道具や塗料缶(約25センチ)を持ち作業する事は困難になります。

⑴人が通れなければ塗装工事はできません。

塗装工事の必要性については、お隣との間が狭い場合の外壁は紫外線や雨が当たる事が少ないので、それほど傷んで無いケースが多いです。ですから狭い面は残してそれ以外の外壁を塗り事をお勧めしています。どうしても狭い面も塗ってほしいとご希望の場合は、人が通り作業する事が可能かどうかが基準となります。問題なのはその狭い面から雨漏りする事です。その場合は人が入って作業が出来なければ、お隣との間が最上部に庇屋根や水切り板金などを取り付けて雨が当たらないようにする事をオススメします。

※狭い面をどうやって建てられたのかお話ししますと、こういう狭い面には内側から外壁を貼りながら、その都度コーキング施工とその繰り返しで工事を進めていきます。たまに塗装をしていない場合もあります。

隣との間が狭い場合は足場設置しますか？

建物の外壁屋根の工事をするには仮設足場を設置する事が建築法で定められています。都市部での建物間は非常に狭く、足場設置が困難な場合にはどうすれば良いのかを説明させて頂きます。

⑵お隣の敷地内の使用許可をもらい設置